Img_8623b0307bab7d4ea3f5f5ab77f5d1a4
Ricoh GXR, A12 50mm f2.5 MACRO
3月18日から27日まで小伝馬町のiia galleryで6年ぶりに個展をすることになりました。
まだまだ、という気持ちも強いのですが、これまで3年間撮り貯めてきたものを少し整理しなければ、という気持ちもあったし、「あなたはお尻を叩かれなければ動かないでしょ」と言われた(その通りなのです)こともあり、これまでのグループ展ではなく一人での展示になりました。

自分の日常、というかなり個人的な内容の写真をまとめるために「朝」をモチーフに時間を区切ってみました。・・・朝に撮った物が格段に多かった、という事実もあるんですけどね・・・(笑)
3年間というたくさんの朝の中に込められた自分の感情を通して、そこにある「何があっても朝は来る」という、時間は前にしか進めない「生きていくことの覚悟」とそれでも「生きていられることの幸福」を少しでも伝えたいと思ったのです。

以下は、去年の夏ステートメントのワークショップに通った時にまとめた自分のCVのなかの文章の抜粋です。この中で何故正方形でモノクロなのか、ということを書いています。

「私は生きていく上で、巣を守ろうとする本能と、片や出来事はすべからく思い通りにはならないという現実の間には矛盾があると思っています。それでも与えられた時間の中で生きていくという執着を持つことはとても大事だと考えます。正方形というのは、現実に在る様々な制約や束縛から一旦逃れて、そこに新たに自分の思いを定着させるための形だと考えています。つまり、写真の中の縦横同じ比率の世界は、見えている空間、感じている時間が現実とは違う、日常から解き放たれたものを一度自分の中で過去として咀嚼した、自分の内にある世界である事を表現しています。
 そしてまた、色というのは絶対的ではありません。例えば赤といっても様々だし、見る人によって、あるいは時間や季節によって見え方は変わります。実際に目に見えている色は果たして、見たい色と同じなのだろうかと思うのです。私は色の付いた現実を表現するのではなく、その中にある生命の力と自分が一体となるという幸福感や生きることへの執着を表現するために、白と黒が作り出す世界を選択しています。」

自分の展示をまさかこんなに早い段階で開催することになる、というのは去年の夏には全く想像だにしていなかったのですが、CVを作っておいたことはちょっと役にたったかもしれません(笑)。
見る人たちがどういう風に受け取るかもわかりませんが、展示に向けてもうひと頑張り、こういう告知をすることにしました。

よろしくお願いします。